だいぶ日が空いてしまいましたが、以前2回ご紹介していたこちら、3回目の記事を書いて、今回で締めくくろうと思います。
チベットの3段階の秘敎的な教え、
シャーマニズム
タントラ
ゾクチェン
について。それぞれの特徴や、哲学的な深さ・高さの違い、そして双方を同時に活用していく事の意義など、前回と前々回で触れました。その後、こちらの本は2024年秋から実施した、エコールドアルガンザの長期クラス『アースワークカレッジ』にて、参考図書として活躍しまして、五大元素を使って、私たち自身や、生活のさまざまな場を整えていく手法や考え方の、参考にさせて頂きました。
クラスの最後の結びとして、この本の最終章から紹介していた部分を、今日はこちらでも引用したいと思います。
p309
私たちは自分に与えられている宝ものについて、十分に認識していない。たまたま悲運に見舞われるようなことがあると、恵まれた人生のありがたみを感じるのが、それも束の間、再び今まで通りの生活に終われ、ありがたさを忘れてしまう。満たされない気持ちと絶え間ない刺激の繰り返し、暗く否定的な感情と無知に押し流されて、感謝の気持ちからはほど遠い日常を送っている。世界には貧しい人々があふれているというのに、富む者を見て羨むことはあっても、自分たちがどれほど恵まれているかに気づいていないことが多いのだ。教えで重要視されるのは、まず見解、そして瞑想、行為の3点だ。これはどういうことかといえば、見解、つまりものの見方によって感じ方や考え方が左右されるということだ。そしてどう感じ考えるかによって、行動は決まってくる。(中略)完全な受容は、希望と恐れに終止符を打つことであり、過去と未来に対するファンタジーとの訣別だ。それは「今」を完全に生きることである。そして、あるがままを生きることなのだ。
どのような世界に生きていようとも、五大元素について知っていれば、この世界と相互に関係していく道が開けるのだ。五大元素を知るということは、根源を知るということであり、これを通してすべてを見通すことが出来るということだ。五大元素とどう関わっていけばよいかを知ることは、光と言わず影と言わず、人生のあらゆる面とどう取り組んでいけばよいか、その鍵を手にいれたも同然だ。
はい。大事な教えだなと思いますが、まず最初の段落について。
現代社会に生きていると本当に、著者の言う通りだと思います。戦後の日本育ちの私たちは本当にそうですね。色々なものを「有って当たり前」と考えてしまっていて、それが不足するとオロオロしたりして、自分が恵まれていたのだということに気づく。けれど元に戻るとまた忘れてしまう、という。インドでよく言われる「足るを知る」という精神は、物質ばかりでなく、自分自身の例えば成長や、境遇などについても、「いやいやもっと頑張らないと」というような思い込みに対しても、言えること、忘れてはならないことなのではないかと思います。
「足るを知る」と「感謝」はセットですね。人に対しても自分に対しても、慈愛からの判断、読み取りが出来れば、我欲や本能的な欲や利己主義・野心などに陥ることなく、常に感謝し、優しい気持ちでいられる。愛の波長をキープし、生き生きしている状態に。
そして二段落目、
見解=ものの見方によって行動が決まる。希望と恐れに終止符を打つ「完全な受容」。これは、ニューエイジ的に言えば「ノンジャッジ」ということでしょう。偏った見方をせずに、そのまま受け取る、受け入れる。希望や期待ではなく、その逆の恐れでもなく。あるがままを受け取り、受け入れて、あるがままに行為する。…簡単なようで、そうではないことですが。
最後の段落、
五大元素を知るということは、根源を知る、ということ。すべてを見通すことが出来る… とは。これはまさしく、五大元素を学ぶ醍醐味と言えるでしょう。ヨーガの哲学、サーンキヤ思想などの、宇宙創世から五元素の誕生、そして物質界や私たちの肉体の創生の関係は、最近話題になっているらしい「ソマチッド」で、説明が付きそうな時代になってきました。凄いですね、ようやく科学がそこまで追いついて来た。
おまけ
ソマチッドについて発信されている方々の動画を最近見ていました。日本は情報ガラパゴスだそうで、大事なことほど、主要メディアでは報じられない。そしてお花畑だそうですが.. 私もそんなお花畑の日本社会の中で、さらに「スピリチュアル」というお花畑でやって来ました(笑).. けっこうシビアなお花畑ですけどね。…
いよいよ時来たりという感じで、多くの方々が数十年前から準備してきたリサーチや思想を、今、発信しています。
皆さまにもお薦めしておきたい動画の「シェア」置き場として、眠らせていたAmari のFBアカウントを最近、動かし始めました。ソマチッド、についてもそちらに載せておきますので、良かったら見てみてください。ソマチッドの説明を聞きながら「これはいわゆるアーユルヴェーダの世界観と合致するのでは?」と思っていたら、司会の方のライブ配信版で、同じことを仰っていました。
自分にとっての「あるがまま」ってどんなことだろうか。それを考えながら、地球や自然界とともに、心豊かに暮らしていきましょう。
では、この本の紹介は今回までになります
Love & Grace
Amari
