前回につづいて、ゆっくりな歩みですが.. 大事なエッセンスがギッシリと詰まっているので… 第二章「世界の全般的な状況」を、紹介しておきたい箇所を拾いながら読んでいきます。1938年9月に書かれています。
その前に、この本『ハイラーキーの出現』というタイトルから。ハイラーキーとは、Hierarchy という英語ですが、ピラミッド型の力の構造を言ったりします(今辞書を引いてみると「階層制」と出ました)。アリス・ベイリーにおける「ハイラーキー」って何
?というと、ちょうど端的に述べている箇所があったので挙げておきます。
『ハイラーキー(あらゆる段階の活動している弟子たちの総称)』という表現がありました。(p38)
ちなみにこれは、今人間として生まれている人物を言うのではなく、ソウル(魂)レベルであると思われます。弟子やその一歩前の「見習い」であっても、人間界に居ようと、内界に帰ろうと、その段階に歩みを進めた者はずっと所属するのだろうと。それが、時代を経て確実に形成されつつあり、来たるべき新時代に向けて「出現」する、しつつある、という事だろうと。(そう解釈していますが、違っていたらばまた訂正します)
第二次大戦を目前にしているこの時に書かれている為、他の著書よりも世界情勢について、より多く語られています。
p99
人類は今日とてつもない規模の危機を通り抜けようとしている。(中略)この危機の原因を多くの要因の中に探し求めなければならない。この危機の原因は過去にあり、また進化を通して人間の中にいくつかの基本的な傾向が成長したことにあり、過去の失敗に、現在の機会に、そして愛のハイラーキーの強力な活動にある。もし人類が、これまでにしっかりと提示されてきた現在の教訓を学ぶことができるならば、未来は大きな約束を宿している。人類はそうした教訓を受け入れ、自らの問題の本質と、多くの派生物とさまざまな意味を伴ったこの危機の本質をはっきりと理解しなくてはならない。
さて、「進化を通して成長した人間の中のいくつかの基本的な傾向」とは、何でしょう。
そして、人類が学ぶべき教訓、それがあれば未来は約束されているという教訓とは、なんでしょう。
現時点での私の推察。やはり「利己主義」ではないか。
さて、どうでしょうか。読み進めて行きます。
今の(当時の)ような情勢、難局を生み出してしまった原因についての説明が、この後つづきます。が、そこに至るまでは中々長い道のりで。その答えに至るまでの語りの中にも、紹介しておきたい要素が沢山あるので、いったん「問い」は置いておいて。後でまた思い出すことにしましょう。
p101
「現在、3つの大きなエネルギーの流れが強力に作用しているほか、二つのエネルギーが組み合わさってー世界情勢の動向を決定づけるであろう。」
1 シャンバラのフォース(最強)破壊と統合
2 霊的ハイラーキーの愛のフォース
3 人類自身(の集合意識?)
p104
「人類に奉仕し、苦痛にあえぐ世界を癒そうというハイラーキーの努力に参加したいと願う人々は、外観、方法や計画、物質界での結果や影響、これらの背後を見通すと共に、シャンバラやハイラーキーのフォースに接することに加えて、こうした表現の仕方を生んできた人間の必要にも接するよう努め、そうした表現の仕方をありのままに—疲弊した制度や子供じみた改善努力ではなく、やがて解放をもたらし、新時代の文化や文明を生み出すための萌芽的な計画として—見なくてはならない。「大計画」の為に働く人は、「理想」を自分自身の生活の中に体現する必要がある、とのこと。それは、ハートとヘッドをバランスよく使い、抽象的なものと具体的なものを結びつける。
『喉センターを通して創造的に達成される、ハートとヘッドの相互関係によって生まれる緊張感である。』
喉のチャクラというのは、ジュワル・クールの教えによると、魂(ソウル・高位我)が物質的な自己(低位我)に顕現するために働くとのことなので、上の一文は、ソウルの仕事を実生活、実人生の中で形にしていくこと、そのためにはハートとヘッド、神秘家と秘教家の要素をうまく統合し、ソウルの自己実現を叶えるのが理想、という事だと思います。
人類全体に、舞台裏で何が起きているか。それが世界情勢の混乱と緊張にどのような影響を与えているかを知ることで、「世界奉仕者の新集団」は、本来の仕事が出来る。として、
上記3つの基本のフォース(地球の状態を決定づけるエネルギーのセンター)以外に、二つのフォースが、世界の緊張を増大させている、とのこと。それは、「闇の勢力」と「ユダヤ人」だそうなのです。。引用しますと、
4 いわゆる「闇の勢力」つまりブラック・ロッジから、そしてグレート・ホワイト・ロッジとは正反対の生命や働き手たちのグループから三界に流れ込む物質主義のフォース。
5 世界各地にいる、ユダヤ人と呼ばれる人類の一部から発せられるフォース。私がここで述べていることは、特定のどの個人にも関係はない。私はユダヤ人全体にまつわる世界的な問題について考察しているのである。
4は分かりますよね。陰謀論として昨今、話題に上がりますが、私の記憶ではその手の話は私が若いころ、つまり30年前には既に本も出ていた気がします。が、とてもマイナーな話だった。けれども今はメジャーな話に上がって来ました。まだ信じる人が笑われるような風潮はあるのかもしれませんが… そして「陰謀論」時代、問題も多々含まれていて、ジュワル・クールの語るそれとは、違っているとは思いますが。出所、源は一緒なのでは?と思います。
ちなみにジュワル・クール大師は闇の精力について、
「あなた方に伝えることのできるものはほとんどない。彼らは人間の問題ではなく、ハイラーキーの問題だからである」
「この勢力の役割は、形態生命を維持し、顕現の過程に本来備わっている方法や目標を実現することである。いわゆるブラックロッジは顕現の形態様相に、ホワイトロッジは意識様相に専念している」
として、精神、引いては魂の進化の源であるシャンバラやそれに仕えるハイラーキーに対し、物質や形態に固執するものである、とさりげなく?述べています。
次の段落では、はっきりと、
「闇の勢力とは、古代から続く物質的なものを維持するために働いている強力なエネルギーである。」と仰っていて、そのために彼らは、「新時代に属するものの理解を妨げるために」働き、新しい時代を呼び覚ますためのエネルギーを「故意に遮る」とのこと。
わああ… 何か、よく分かるなあ!!(笑)
スピリチュアルな活動に関わり始めてトータルすると33年くらいになります。途中、そんな「光と闇の闘い」など要らん、嫌だ、と抵抗した時期も若い頃はありましたが、今ではどうにもこうにも、反論出来ません。(笑)ただ、それはもう、個人やグループで何かするようなレベルの話ではないそうです。つまり、地球上のことではない、という意味だと私は解釈したのですが。相手は宇宙人、ということかな。?
p107
こうした勢力の存在を認識するのはよいが、あなた方が個人やグループとして彼らに対してできることはほとんどない。できることと言えば、彼らの活動の焦点になりうる要素や、彼らの特異なエネルギー(集中され差し向けられた憎悪、分離、恐怖、高慢というエネルギー)を分配する触媒になりうる要素を、自分の中からなくすことである。
う〜ん。師匠!
仰るように、頑張ります… という気持ちで読みました。ネガティブな心を浄化しつづけていくべし、これに尽きますね。そして大師のような立場の方々が「彼ら」に対処するのだそうです。われわれは、「思考やアイデアを統御し、愛ある精神を培い、大祈願を使用する」など、マスター方を地上で助けるために働く事が出来る、とのこと。
それにしても「闇」とは。
「形態(つまり肉体や物質)への固執」であるという。確かに人間はまだまだ、光と闇の間を揺れ動き、どちらかというと闇に囚われていることが多い、と言えるのかもしれない。今やっと、風の時代を迎えて、物質主義から精神の時代へ移行すると言われていますね。これから、世界は変わっていく。
5つめのフォースであるという「ユダヤ人」というのは、恐らく全般のユダヤ人、ユダヤ系の人々、という意味ではなく、もっと根源的なことを言うのだろうと思いますが、私はこれが日本人にも関係するのではないかと思って少しドキドキしました。
が、まだ良く分かりません。この章は読み終えても、ユダヤ人、についてはよく分からなかった。他のアリス本を読まなくてはいけないのだろうと思います。本書が書かれた数年後に始まる第二次世界大戦で起きたことを思うと複雑でもあり。時折、神智学がホロコーストの思想の元になったと言われることもありますが、ある意味、利用された、という言い方が正しいのでは。
けれどもシャンバラのフォースは非常にパワフルで、人間の思考感情では到底、理解できるものではないとのこと。戦争も「浄化」であるという。シャンバラの力は破壊という側面もあるとは思います… まだまだ、学びが浅く、理解には至りませんが、上の「できることと言えば」のくだり、出来ることに励んでいきたいと思います。
そして、ハイラーキー、マスターがたは、進化のために(シャンバラのフォースにより)致し方なく怒る壊滅、を避けるべく懸命に働いているとのこと。きっと、今、現在も同じだと思います。
今日はこのくらいで。
Love & Grace
Amari
