著者の天外さんは工学博士でソニーに40年勤務、アイボなどの開発に携わった方だそうです。また20年以上、天外塾、という人間教育の学校をされていて、スピリチュアルな領域に触れた活動ですが、地に足のついた人間や組織のより良い生き方、あり方を指南されている先生です。

今回、またまた私の日常でよくあるシンクロニシティで。コミュニティつまり共同体はこれからの時代、重要だと多くの識者、賢者が口を揃えて言っています。以前はそれが苦手なタイプでしたが、最近は、確かに現在の世界の流れからして「重要」と言われている事は理解出来てきましたし、自分自身でも意識を向けているテーマになりつつあります。

アルガンザのカレッジ卒業生で「青のワンネス」を始動しようと考えているのもそれ故です。以前はプラクティショナーの集い、いやティーチャーの集いにしようか、と、水瓶座時代の意識をもったエナジーワーカーの集いであるにせよ、くくりの輪をどう広げたらようか、範囲など、つい最近まで迷いがありました。

故に何度か「やります」と言いながらも、本格化せず。ただ、色々な実感を経て、「カレッジ卒業生の同窓会」というふうに、ゆるく、出入り自由、ちょっと今回は来てみた、という感じにしようかなと考えていた最近。来月からそれでスタートしたいと考えています。

そのほか、ショップやサロンをもう少し開けた感じにして、ひとつの拠点に集めて、カフエや実店舗などもあったりして、私一人ではなくグループで運営するようなビレッジ感覚の未来像を持っていまして、昨今、多くの人々が奮闘している「エコビレッジ」にスピ、要素を足して「エコスピビレッジ」を思い描いています。とはいえ、実はその構想は最初に起業した20年前から、在ったのです。
途中、ヒーラーの仕事に没頭していたり、諦めてみたり。けれども、人や世間と20年くらいずれている気がする私のフィーリング、さすがです。どうやら、今、世間の(中の未来的な思考のある人々、ホリスティック系の人々)が、向き合っている「コミュニティ」(エコビレッジなど)の空気感に、おそらく私が20年前に空想していたものが、フィットするのだろうと気づきました。

最近のある日、考え事の中で、
「エコスピの元祖は、イギリスのフィンドホーンではないか」と思いました。私自身も最初に、ヒーリングに興味を持った時点で、数年間、音信不通だった友人が、フィンドホーンから連絡をしてくる。という不思議な出来事のおかげで、起業につながって行った。あの時の、導かれている感覚、流れが来ている感じというのが、今年はまた有ります。(先日メンバーズのほうの記事で書いたのですが、21年前ということで、2004年と今年、2025年は運命的な繋がりがあるそうです)

「ということで、フィンドホーンの最近について調べよう。もしだったら一度、行ってみようかな。」なんて考えていたその日の夜のこと、

よく見るYoutubeチャンネルのサムネイルに「フィンドホーン」の文字が。ゲストに出ていたのが、この天外さんであり、出たばかりの新著のこちらを紹介していました。前書きによると、1年前に出たばかりの本の改訂版であるとのこと。異例のスピードで改訂版が出たのは、必要を感じてシリーズ化していくことを決めたので、その前提で1冊目を改訂したそうです。必要を感じて、という部分、引用しますと、

じつは今、世界はものすごい勢いで変容が進んでいます。その大変な混迷の中から、少しずつ未来の展望の光が見えてきました。そのひとつとして、社会の進化を支えるコミュニティ・ネットワークという在り方に関して新たな視点と方向性が得られ、かなり大規模な構想が降りて来ました。

それはとても1冊ではカバーできないので、「コミュニティ論」を展開、シリーズ化していくとのこと。

動画で紹介されたからといって、すぐに本を買うことは寧ろ少ないのですが、トークの中で触れられるフィンドホーンについて、こちらの本で失敗というか、衰退した例として挙がっているようで、気になり買ってみました。動画のサムネイルにまで「フィンドホーンの失敗から学ぶ」というようにフォーカスされていたのも不思議です。お陰様で見る気になりました(フィンドホーンについて考えていた日だったので)し、天外先生を知ることが出来ました。

とても価値のある情報で、シリーズ化していくコミュニティ論、今から楽しみです。というのも、アルガンザや、オフィス・アースキーパーのような個人経営のサロンやオフィスも、結局は、協力者、お客様、生徒さん、卒業生、スタッフさんたち、などなど、ある種の「コミュニティ」であるということ、やっと自覚しました。今まで、私にそういう感性があれば、もう少し、コミュニティとしてうまく行っていたのかもしれません。個人主義の思考壁が強く、その一方で、一時関わって離れていく人々との関わり方って、難しいなと思って来ました。

ちょうど、これからの「エコスピ・ビレッジ??」としてのアースキーパーや、世界樹ネットワークと呼んでいるものを、未来像として意識し始めたタイミングだったので、まさにこれは虎の巻になると感じました。多くの人々に今とこれから役立つと思われたからこそ、シリーズ化するのでしょうけれども。それはまさに、近い未来に何かを創造しようと考えている人々にとっては、貴重なガイダンスになりそうです。

心理学、哲学、社会学などが入っているようで、特に心理学方面からの分析が興味深く、また、身につまされるものがありました。「良い社会を目指した」コミュニティは、ひとりでに破綻するというのです… その理由は、

p55「心の闇の力学」
1.「今の社会」に対する嫌悪感が、コミュニティ破綻の糸口
2.「私はいい人だ」という錯覚が、コミュニティ破綻の糸口
3.指導者が「私は意識レベルが高い」と思っているコミュニティは危険
4.エゴを否定したコミュニティはエゴから滅びる
5.「社会的病理」がないことを目指したコミュニティは「社会的病理」から滅びる

なぜ、そうなるか… の説明がされています。
基本的には、「利己を捨てて利他に進化」というように、私がよく書いているような(笑)理念で、人々を集めたとします… すると、結局は、利己によって破綻する、という。何かを志して、それをみんなで目指しましょう、これを大切にしましょう、と言っていると、その裏面の作用で、滅びていく、という。

フィンドホーンもそのような運命を辿り、影って来た経営に対して外部から専門家を入れたけれど、外部の人間には結局大切な部分は分からないから、と、切り離した。経営が復すことなく、何か事件も起きてしまい、衰退してしまったよう(まだ現在もあると思いますし、再興する可能性もあるかと思います)。

会社だって、家族だって、バンドとか趣味の集まりとか、人間がまだ人間である限り、下位チャクラの働きのような部分(エゴ)を乗り超えることを目的として集まったりすると、内部崩壊するという。それは、まだまだ人間が、動物的だからであると思うのですが。。その現状を踏まえて、それでは、崩壊しないコミュニティとは、どういうものなのか。経営などの現実面と、精神面のせめぎ合う部分や、人間心理の闇などを絡めて、論が展開します。

誰もが持っているシャドウセルフ、良い人を生きているがゆえの、そうでないものは内部に潜んで抑圧され、パワーアップするのだとか。当人たちが気づかないままに現実を創造するまでに力を持つ。それらの相互作用や、共鳴などによって、コミュニティでは破綻が起きていく。なるほどです。ジェネシスの原型論とも、絡めることが出来るかも。

最終的にはやはり、自我を乗り超えた人々がゆるやかに、主義主張をコンセプトに置かずに、独立した状態で集うというのが、理想的なコミュニティのようです。まさにそれは、「青のワンネス」で私が表現したいものなのでした。相当難しいのだということが、よく理解できました。けれど社会は(その中の意識が目覚めた人々は)、そんな理想に向けて今、動き出している。

とても面白いです。内容を細かく解説する必要はないタイプ、読みやすい本なので、ご紹介のみ、させて頂きます。興味ある方はぜひ、読んでみてください。

Love & Grace
Amari

「『コミュニティ』多様性の源泉に触れる(天外伺朗/VOICE)」への4件のフィードバック

  1. コミュニティが破綻する理由「心の闇の力学」について、今日ふと考えていたこととも通じる内容で、箇条書き部分を読んだだけでも何かわかるなぁ…と身につまされるようでした^^;
    ご紹介下さりありがとうございます。

  2. コミュニティの「心の闇の力学」。
    サロンやスピリチュアルなグループにも当てはまるように思いました。
    少人数でも大変なので、コミュニティという多くの人が集まるレベルではさらに難しくなるのだろうなとも感じました。

    1. そうですね、天外先生の出演されている動画、昨日も見ていました。
      対話している方もスピ系のコミュニティをされているそうで、やはり最初の試みはうまくいかず。。数年かけて、時代の変化もあって、コツを掴めて来たというようなことを言っていました。利己をなくしていかないと、運営していくのは難しいですし、参加者たちは、良い人を演じるよりも、自分を素直に出せる環境をつくると、長く共存できるコミュニティになるとか。

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